分析レポート
EMA調査レポート
SD-WANを利用したWANトランスフォーメーション: SASEを成功に導く基盤の構築
Enterprise Management Associates (EMA) が行った、北米とヨーロッパにおけるITプロフェッショナルを対象とした調査の要約レポートでは、ワイドエリアネットワークの進化への次のステップと位置付けられるSASEテクノロジーについて解説します。この調査によると、企業の多くがSD-WANからSASEへの移行は容易ではないと感じています。このレポートでは、企業がどのようにSASE化を実現するために次のステップに進み、ネットワークを変革しているのか考察します。以下のような興味深い結果が得られています。
- 3割以上の回答者がSD-WANからSASEへの移行は難しいと回答。移行が容易だと回答したのは11%にとどまる。
- 71%が自社のネットワークにWAN高速化機能を利用していると回答し、そのほぼすべてがSD-WANのベンダーを活用して加速化を行っていると回答。これには、SD-WANが包括的にWANの高速化を実現するという誤った認識が要因である可能性がある。
- 73%の組織は、サードパーティーのネットワークの監視ツールを利用してSD-WANを監視しているが、このサードパーティーによる監視に満足していると回答したのは41%にとどまる。